天才マンガ家!押見修造の魅力とオススメ作品3選!

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今回は私が天才だと思う漫画家、押見修造の魅力とオススメ作品を3つ紹介させていただきます。

 

「押見修造って誰よ」状態の方もいらっしゃると思いますので、(むしろ多数なのでは・・・)、まずは押見修造の魅力について、語らせてください!

 

また後々、押見修造のオススメ作品についてもご紹介させていただきますので、ぜひ最後まで読み進めていただければと思います^^

天才マンガ家!押見修造の魅力!


押見修造ですが、正直なところ好き嫌いがハッキリ分かれる漫画家だろうなと思います。

 

好きな人はどんどんハマっていくでしょうが、スッキリ爽快な漫画を好む方にはあまり人気がないかもしれません。

 

ですが、親子関係や人間関係でのトラブルや、それぞれが抱えるコンプレックスなどの描き方がとても秀逸で、実はとても共感性の高い作品が多いのでは?と思います。

 

そんな押見修造の魅力と、オススメ作品を紹介させていただきます。

押見修造の魅力って?

コンプレックスや心の闇の描き方が秀逸

後々ご紹介する「惡の華」でこの方を初めて知ったのですが、第一印象「え、この人、大人よね?」でした笑。

 

大人なのに、なんで、こんな思春期特有の鬱屈した感情を、こんなにも分かりやすく描く事ができるの?と、その才能に圧倒されました。

 

誰しも通ってきた思春期・・・今思えば「なんで、あんなに小難しいことを大真面目に考えていたのだろうか」と正直なところ思います苦笑。

 

でも、なんとなくそんな「めんどくさくて小難しい時期だった」という事は、ふわっと覚えているのですが、それを絵に起こし文章に起こすとなると、手が動かないし言葉も出てこないんですよね。

 

その鬱屈した感情を、大人になっても鮮明に描く事ができる、その才能に圧倒されます。

 

どうも思春期のことばかり語ってしまっていますが汗、もちろん、その分野だけを描いている訳ではないです。

 

ただ、人間の闇やコンプレックスを描いたら、この人に敵う人はいないだろうと思います。

 

文学的であり、なおかつ圧倒的画力

この方の漫画構成もとても素晴らしいです。

 

作品によってはトーンをほとんど使わず、ペンだけで書き込んでいるのですが、空気感がとても上手いです。

 

田舎の夏の情感、ねっとりとした空気感、じんわりとした汗など、夏の匂いがするようで、とても文学的な描き方をするなぁと感心させられます。

 

そして女の子が可愛い。現実的な可愛さです笑。

 

そんなアホなっていう可愛さではなく、現実にいるだろうなーこれぐらいの可愛さの子っていう何とも言えない塩梅で描くので、よく観察しているなーと、これまた感心します笑。

 

画集もとても魅力的なんだろうなぁと、ちょっと心惹かれます^^

 

押見修造作品オススメ3選!

 

ここまで押見修造の魅力について紹介させていただきました。

 

人の内面も外面も描くことにとても長けている漫画家さんだということがお分かりいただけたのではないかと思います。

 

今度は押見修造作品の中でもオススメ作品を3つ、おとどけします^^

 

惡の華


押見修三作品で初めて会ったのが、この作品。

 

アニメ化もしていますし映画化もされています。

 

アニメはかなり先鋭的な撮り方をしており、人の動き(ロトスコープ)をそのままアニメとして起こしているので、かなりヌルーっとした気持ち悪い動きをしています。

 

が、なにせ、この作品自体が(いい意味で)気持ち悪いので笑、とても作風にあっているんですよね。

 

エンディングの曲も、なかなかに気持ち悪い曲でしたが耳から離れなくて未だにワンフレーズ覚えてます。

 

さて、この「惡の華」ですが、一言でいうと思春期特有の鬱屈した感情をどのように昇華するのか、がテーマになっているのではないかと推察します。

 

まず最初、一見ただのいけてない地味な主人公:春日が、あこがれの人:佐伯さんの体操服の匂いを嗅いでいるところを、一見ただの奇人変人であるクラスメート:仲村佐和に見られてしまうんですね。

 

穴があったら入りたいというか、いっそ死にたくなる・・・汗

 

勢い余って盗んでしまうんですが、それを脅しに、あれやこれやと変態的なことを命じられ(その体操服を1日中着とけ、とか)、最初は嫌々ながらも、だんだんとその仲村さんと心を通わせるんですね。

 

そして、二人は夜の学校に忍び込み、自分の教室に入り、窓をぶち壊すわ、落書きしまくるわ、なかなかにハチャメチャな事をするのですが、それがまた爽快なんですよ。

 

(これは漫画を見ないとわからないと思いますが、すごい楽しそうなんですよ、引くぐらい笑)

 

その出来事を経て、鬱屈した気持ちを開放させてくれる同士だと思うようになります。

 

何せ二人は「何者でもない何者かになりたい」と思っていたので、それで現実を変えようとしたのですが、学校では外部からの犯行ということで片付けられてしまいます。

 

また田舎特有の同調圧力から、逃れたいともがきながらも、逃れられない。

 

こんな田舎の、あの山の向こうには何があるのかと、あの山の向こうに行けば「何者か」になれるのではないかと思い、二人で逃亡を図るも出ていけない。

 

己の無力さを痛感する様が、痛々しくも、「あぁ自分も子供の時、非力だったな」と当時のヒリヒリした感情を思い出します。

 

中学校編が個人的に一番面白かったのですが、高校編になって少しずつ光が差すようになります。

 

押見作品の中で一番人気だといわれている作品ですので、少々難解なものを好む方には、是非!オススメしたい作品です^^

 

仲村佐和のモデルは意外な人!?

仲村佐和のモデルは、なんと押見修造さんの奥様だそうです。

 

クソムシが!とよく発言する仲村さんですが、昔、奥さんから「クソムシ」と書かれたメールを受け取ったことがあるそう。

 

 

(一体、何をやったんだ・・・)

 

どうやらケンカした時に受け取ったメールに書いてあったそう。

 

それにしてもクソムシって送る奥様、可愛いなぁと思うのは私だけでしょうか笑。

 

他にも「お前はクズだ」「クズ鉄だ」と罵倒されることが多々あるそう。

 

また作中で仲村さんが春日に「作文を書いてこい」と命じるシーンがありますが、こちらも奥様とのエピソードが元だそうです。

 

元というか、まんまその通りに言われた事があるとのこと。

 

一体何があったのか・・・・インタビューが見つかったので以下引用します。

 

中学のときに少しだけ付き合っていた女のコがいたんです。

特に何をするでもない、子供の付き合いだったんですけど、僕は大学に入って初めてできた彼女に対して「自分のすべてを知ってほしい」みたいな思考が働いちゃって、聞かれてもいないのにそのコのことをネチネチ言ってたんですね。

そうしたら、彼女がキレて「おまえはなんなんだ。セックスもしてない元カノのことをいつまでもダラダラ言いやがって。おまえがいかに間違った人生を送ってきたか、一回ノートに全部書け」と。

 

これは・・・確かに・・・痛い!!

私もそんな事されたら、知らんがなってなりそうです笑。

 

ぼくは麻里の中


引きこもりまくりの大学生(小森)と、小森が天使だと崇める女子高生(麻里)、そしてその女子高生に憧れるクラスメート(依)の話です。

 

ある日、引きこもりの大学生が目を覚ましたら、天使だと崇める女子高生になっていた、という、

一見ただの入れ替わりモノかな?と思うのですが、そうではないんですね。

 

最初ただただ自分の変化に戸惑い、なんで自分が麻里の中に入っているのか?じゃぁ麻里はどこに行ったのか?慌てる小森。

 

麻里としての日常を不自然ながらも、どうにかこうにかこなしていたが、麻里のことが大好きな依が「この人は麻里じゃない」と気づくんですね。

 

「麻里はかわいいなんて一言も言わないはずだ」と。お前は誰だと。

 

という事で、依に正体がバレてしまい依と一緒に麻里を探すようになります。

 

きっと入れ替わっているんだと思い、小森のアパートに行くも、小森は「え、この女子高生誰?」と知らぬ存ぜぬ。

 

え、じゃぁ麻里はどこへ行ったのか?そもそも、なぜ、小森は麻里のことを知らないのか?と二人で色々と推察し、麻里を探すお話です。

 

ミステリー要素もありつつ、こちらも「じゃぁ麻里はどこに行ってしまったのか?」とどんどん引き込まれます。

 

麻里がどこなのか探していくうちに、小森がどんどん自分の知らない麻里の生活を知っていくんですね。

 

一見、何の悩みもなく毎日が順風満帆に見えていた麻里だったけれど、そうではなく、実はすごく孤独だった事などがわかります。

 

そして麻里はどこへ行ったのか、だんだんと真相に近づいていきますが、その過程がとても面白いです^^

 

こちらは惡の華よりもとっつきやすいと思われるので、ミステリーも好きな方にはオススメです^^

 

血の轍


一言でいえば、毒親を描いた作品です。

 

この作品こそ、押見修三の画力・構成力に圧倒されます。

 

どの作品も、それぞれに素晴らしいのですが、押見修三の画力が、これでもか!ってほど生かされています。

 

なにせ、ずーっと不気味。ずーーーっと不穏な空気。

 

笑っているのに、ずーーっと怖い。

 

読まないとわからないと思いますが、ただの義姉夫婦との交流も、よくある普通の会話だったり笑顔で会話しているのに、ただただ怖い。

 

目に見える暴力や暴言なんて、全くないんですよ。

 

むしろきれいなお母さんなのに、「絶対このお母さん、なんかあるよな」と思わせる描き方が、とっても秀逸です。

 

そして、そのお母さんの「無言の圧力」により、無意識のうちに支配されている主人公。

 

なにせ無意識のうちに支配されているので、支配されているという自覚すらないんですよ。

 

義理姉家族とハイキングに行き、毒親と主人公、甥っ子の3人しかいなくて

崖の近くで遊ぶ甥っ子が落ちそうになったときに、助けるフリをしながら突き落とすだけでも恐ろしいのですが

それを「何も見てなかったよね」といった風に微笑む様が、超不気味。

 

その真実を「無言の圧力」により黙らされる主人公が、どんどん苦悩していき、そして母親の闇がどんどん暴かれていくのですが、どんどん引き込まれていきますよ。

 

押見修造作品にますますハマるきっかけとなる作品だと思います^^

 

まとめ

押見修造の魅力と、オススメ作品3つ紹介させていただきました。

 

いかがだったでしょうか^^

 

色々な漫画を読んできていますが、話の展開の上手さだけではない画力や、独特な作風が魅力的な漫画家さんだと思います。

 

最新作も出ているようで、こちらも例にもれず面白そうなのでまた読んでみます^^

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

 

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